将棋の本(ルールから戦法まで覚えられる3冊)

小学生から学べる将棋

コロナ禍に入り、初めの頃は緊急事態宣言で学校が休みになったり、長期連休も出かけられず家で過ごす日々が増えました。

そんな2020年の夏休みに、息子(当時小学3年生)と将棋を始めました。

盤と駒は夫が持っていた古いものを使用。

駒の進め方は箱の裏に書いてあるを見ながら始めました。

私は子供の頃に父や兄とやっていたのでなんとなく覚えていましたが、ルールは分かるという程度。

息子はまったく初めてで、駒の進め方から覚え始めました。

その将棋初心者の息子の成長と、成長に合わせた本について書いていきたいと思います。

 

始めて1ヶ月

息子もルールを覚え、アドバイス無しで二人で対戦できるようになりました。

超初心者同士という感じです。

長い時間向き合い、正座にも慣れた様子。

畳の部屋で長い時間を過ごしました。

よろしくお願いします」という始めの挨拶から入り、「参りました(負けた方)」「ありがとうございました(勝った方)」という挨拶で終わります。

行儀が良くなるかもしれませんね。

集中力がついたのか、夏休みの宿題もあっという間に終わりました。

 

この頃息子が読んでいたのが「マンガで覚える将棋入門」。最初の1冊です。

子どもでも興味が惹かれるような、面白さとわかりやすさが魅力の1冊。

マンガで覚える将棋入門 佐藤康光/監修 横井三歩/マンガ

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始めて3ヵ月

初めて息子に負けました。

3ヵ月過ぎた頃から度々負けるようになってきました。

大人として、親として、これは由々しき事態です。

始めて6か月

ついに夫も初めて息子に負けました。

夫も子供の頃から将棋をやっており、将棋が好き。

自分の盤や駒を独身時代から持っていて、テレビの将棋も録画してたまに見ているくらいは好きです。それなのに!おい!

6か月が経つと、もう私はほぼ勝てなくなりました。

たまーに息子の集中力が途切れたとき(空腹時)に勝てる程度。

もはや親の威厳も何もありません。

駒の動かし方を知っているだけで尊敬されていた日々が懐かしい。

 

この頃息子が読んでいたのが「羽生善治の将棋」。

だいぶ読み込んだマンガの解説本をついに卒業。

この「羽生善治の将棋」を熟読することで、かなり強くなっていきました。

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始めて1年

もう夫も私も、息子にまったく勝てなくなりました。

そしてさらに、将棋アマチュア初段のおじいちゃん(私の父)にも1度勝ちました。

勝つことでどんどん自信をつけていき、さらに強くなっていく様子。

 

息子は4年生になり、学校で将棋クラブに入りました。

鬼ごっこが大好き、走ることが大好きなので、どっちに入るかなーと思っていたら、まさかの将棋を選択。

しかもクラスでたった一人。

仲の良い友達はみんな別のクラブへ。そりゃそうだろう。

息子の学校は1000人超えるマンモス校ですが、その中で将棋クラブは4~6年生まで全員合わせてもたった8人!!

クラブは1度なら変更可能なようなので本当にいいのかたずねると、「将棋がやりたいんだ」とのこと。

友達が一緒じゃなくても、人数が少なくてもかまわない。「将棋がやりたい」という気持ちが勝ったようです。

走るのは休み時間と放課後できるからいいらしい。

 

この頃読んでいたのが「羽生善治の定跡の教科書」。

将棋の本は小説と違い、何度も繰り返し読むのでボロボロになってきます。

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その後~現在

そんな息子も現在小学5年生になりました。

前より将棋にハマっている様子はないですが、今でも時々夫と勝負しています。

やはり続けてやっていないと駄目なようで、現在の勝率は5割ほどです。

将棋を始めた頃からずっと藤井総太くんが好きで、今でもニュースをチェックしています。

一度、藤井総太くんが1面に載っているスポーツ新聞を買ったら、中にでかでかとエログラビアが載っていて爆笑していました。

 

コロナが落ち着いたら将棋習いに行きたいね、なんていっていたけれど、そのまま2年が経過。

そんなわけで、本が先生になりました(あとはおじいちゃんとテレビ)。

本を選んだのは息子本人です。

今回ご紹介した3冊は、気に入った本を見つけるために本屋をはしごして探した、厳選の3冊です。

 

 



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