我が家のごちそう
hanamame
ご褒美晩ごはん
息子の初めての中間テストが終わった日の、ご褒美晩ごはんです。
夫が休みだったので、この日は大皿で用意しました。
1か月前から塾のテスト対策に週5で行き、最後の1週間は家と塾合わせて70時間も勉強した息子のために「お疲れ様！よく頑張った！」と労うための晩ごはんを作りました。
メニューは牛肉のトマト煮、マグロのカマの刺身、サラダ、ごはん、マグロのあら汁です。
食材にはあまりお金はかけずに、でもいつもより特別な料理になるよう手間で補いました。
このおかずの中で一番苦労したのは、実はマグロのカマです。
牛肉のトマト煮
煮込み料理用の外国産牛もも肉を購入。
なんとか柔らかく美味しく食べたい。圧力鍋は使わずに。
そこでひと手間かけました。
まず牛肉をビニール袋に入れて袋の上から麺棒でたたき、肉の繊維を壊して柔らかくしてから下味（塩コショウ、料理酒）につけて室温に戻します。
その間に玉ねぎと人参を切り、フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて加熱。
玉ねぎと牛肉を加えて焦げ目がつく程度に中火で焼き、人参を加えてさらに炒め、トマト缶（1缶の半分）と赤ワイン、コンソメ、蜂蜜、塩コショウ、クミン、ローリエを加えてフタをして煮込めば完成です。
弱火で30分程度煮込みました。
たたいて料理酒につけて室温に戻す。このちょっとした手間でいい弾力のお肉に仕上がりました。
柔らかいけれど肉を食べている噛み応えはちゃんとある。
味がしっかりしみ込んでいてごはんが進む。
高い牛肉ではないけれど、奪い合いになるくらい美味しかったです。
マグロのカマの刺身
マグロを柵で購入すると、千円くらいはしますよね。
ところが地元のららぽーとに入っている魚屋さん（鈴木水産）で、三崎マグロのカマ（刺身用）が約300円で売られていました。
カマかあ…美味しいだろうけど手間がなあ…と思ったものの、息子の喜ぶ顔を思い浮かべて購入。
包丁や手ですいて刺身にしました。
手間はかかりましたが、カマのいいところが盛りだくさんです。
骨の近くの身って美味しいですよね。
しかも色んな部位を楽しめる。
トロのような脂身が多い甘い部位。柔らかくて筋が少ない食べやすい赤身。
どこを食べても「わー！」となるくらい美味しかったです。
マグロのカマの解体ショーは、ビニール手袋が途中で破けて骨が手に刺さったりちょっと大変でしたが。
骨や筋の多い部分はあら汁（カマ、大根葉、小葱、味噌、料理酒、生姜）にしました。無駄なしです。
このあら汁が最高に美味しかったです！
サラダ
レタス、キュウリ、ミニトマト、ラディッシュのサラダです。
ドレッシングはみじん切りにした紫玉ねぎとオリーブオイル、酢、塩コショウ、ニンニク、砂糖 を混ぜて作りました。
野菜もりもり。
牛肉、マグロ、野菜。
どれも記憶に残る（多分）料理になりました。
息子は中学に入り初めての中間テストでどのくらい勉強したらいいか分からないので、塾の先生のアドバイスに従って頑張っていました。
もうこれだけ頑張れば結果がどうであれ、頑張ったことを褒めたい。
親に言われたからではなく、自分の意志で遊ぶのも我慢してコツコツ頑張る姿を見ていたら、思わず甘やかしたくなってしまいました。
「ちょっと休憩しなよ、ゲームでもやってみれば？おやつ食べる？」とか言っちゃったりして。
ただの邪魔者ですね。
食事の時間や塾の送迎の車の中では「終わったら何をしようか、何を食べようか！」と聞いて、いつか必ずくるテストの終わりとその後の楽しみについて話していました。
そのときの息子の目の輝き！饒舌な小さい口から見える、抜けた乳歯の空洞！
笑いが抑えられぬひと時でした。
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