横須賀美術館の荒井良二展
横須賀美術館
木に囲まれ海の見えるところにポンとある、オシャレな横須賀美術館。
美術館側から見た景色はこんな感じです。
海。
この日は空がコロコロ変わる日でした。
突然ものすごい雨が降ったり、止んで晴れ間が見えたり。
そのちょうど雨から晴れに変わる様子を写真に撮りました。
new born荒井良二
7月1日(土)~9月3日(日)開催の企画展「new born荒井良二 いつもしらないところへたびするきぶんだった」を見てきました。
荒井良二さんは山形県生まれの絵本作家さんです。
日本絵本賞大賞や海外の賞も受賞しているグローバルな荒井良二さん。
過去のNHKの朝ドラにも絵が使われていたそうです。
作風はカラフルで自由。見ているとワクワクする作品ばかりでした。
例えばこんな。
奥に見える小さなお家で子どもが窓を開けているところです。
「あさになったのでまどをあけますよ」
たくさんのカラフルで生き生きとした植物が絵の大部分を占めていますが、合間に青空と白い雲、それに可愛いお家があります。
一日の始まりの「朝」がこんな風だったら、こんな風に見えていたら。楽しそうだと思いませんか?
よく見ると、どの絵にもぞうさんバスがいます。
作品は絵にとどまりません。
廊下の空きスペースにはこんな面白いボーリングのピンが。
展示室の入り口には荒井良二さん手書きの案内が壁に書いてありました。
字まで躍っているみたいで楽しそう。
こけしだっています。
体が三角錐で頭がめっちゃちっちゃいこけしもたくさんいました。
オルガンだって この通り。
この子はどんな声(音)で鳴くのかな。
面白いものを作る天才なのですね。
絵もそうですが、立体作品も言葉も驚きの連続でした。
笑っちゃうような新しい言葉があったり、見ていて本当に楽しかったです。
あまりに感動して絵本を1冊買いました。
どれにしようか迷って迷って、この本を選びました。
価格:1,540円 |
「あさになったのでまどをあけますよ」も欲しかったです。
最後まで迷った1冊。
価格:1,430円 |
バスに乗ったり窓を開けたり食器を片づけたり。そういう何気ない日常の風景がこんなに色とりどりで美しい景色だったんですね。
想像に壁がなく、実際にあるものとないものが同じ世界に生きていたり、とても自由で楽しい作品ばかりでした。
こんなの見たことない!という新しいものを発見するワクワクの連続。大人になるとそれがどれほど貴重な体験か。
来て良かったです。
荒井良二さんが絵本作家になってくれて、世に出てくれたことに感謝です。
買って帰った絵本をめくる度に、頭の中で旅に出ています。