東京オペラシティ「LOVEファッション」
東京オペラシティアートギャラリー
東京オペラシティアートギャラリーのファッション展覧会「LOVEファッションー私を着がえるとき」を観に行きました。
開館時間は11時から19時。
入場料は一般1600円。
6月22日(日)まで開催しています。
展覧会では京都服飾文化研究財団(KCI)が所蔵する18世紀から現代までのコレクションが展示されています。
ロエベ、セリーヌ、ボッテガヴェネタ、バレンシアガ、クリスチャンディオール、ジルサンダー、コムデギャルソン、プラダ、シャネル、フェラガモ、ゴルチエ、アレキサンダーマックイーンなど、あまり詳しくない私でも知っているブランドが次々現れます。
ファッションを通して感じるもの、見えるものとは。
様々な「LOVE」について、人間が服を着ることの意味について考えさせられる内容になっています。
欲望や憧れ、葛藤、矛盾といった内側の感情が外側に現れるファッション。
そんなファッションに現れたカラフルな感情、LOVEのかたちが想像を超えて広がる素敵な展示でした。
入ってすぐに貴族のようなカップルが「ようこそ」。
細かい刺繍や繊細なレースが綺麗でした。
クマさんがドレスに!
コムでギャルソンです。
右側にある水色のギンガムチェックのドレスが今回のポスターやチケットに使われていました。
自然な体の膨らみと違うところにある不思議な凹凸が目を惹きます。
こちらもコムデギャルソン。
よく見ると奥の男性のマネキンが上はジャケットで下はスカートをはいていました。
「オーランドー」がテーマで、性別や身分を変転し、革新的で自由な精神を表しているそうです。
こちらはヨシオクボ(日本)さんのドレスです。
水色のクマさんの中に人のマネキンが!斬新!!
驚きだったのは人間の髪の毛で作ったドレス、鳥のはく製が付いた帽子など。
環境の問題に思いをはせる展示もありました。
踵が花の靴、鎧、全身キラキラタイツなど、楽しく目を惹く作品もたくさんあります。
観に行くと、めくるめく衝撃の異世界に入り込み、心躍る体験がきっと待っていると思います。
楽しかったです!
せっかくなのでアートギャラリーで開催中の「yang Bo」、「難波田龍起」、「愛について」収蔵品展083寺田コレクションより、も観てきました。
時松はるなさんの「婿取婚」。
婿をよこせ、捕まえろ!とばかりに追いかける女性群と、逃げるたった一人の男性。
発想も絵も面白い!
加藤ゆわさんの作品です。
ちゃんみなに似ていたので思わず撮ってしまいました。
加藤清美さんの作品。タイトルは「愛の挨拶」だったかな。
一見静かで綺麗な絵ですが…
男性は片手をポケットに入れ正面を向いているのに対し、女性は両手を差し出し男性の方へ向いてすこし顎を引いているという構図がなんだかこの二人の関係を表しているようで…
もっというとこの時代の(1980年代)一般的な男女の関係を表しているようで、なんだか複雑な気持ちが沸いてきました。
前向きな感情だけがいいわけじゃない。
絵は色々な感情を引き出してくれていいですね。
ワンコの世話と息子の帰り、家事もろもろを休日の夫に頼み出かけた久しぶりの東京。
久しぶりに触れたアート。
家のことをすべて任せ、数年ぶりに友達と電車に乗って遠出をするワクワク感。
そして何よりこのファッションイベントへの期待感。
チケットはKCIで働く友人が送ってくれたものだったので、私にとってはスペシャルワクワクでした。
ずっとこの日を楽しみに、辛いことも理不尽な我慢も(ほぼ夫がらみ)乗り越えてきた甲斐がありました。
そして期待以上の最高に気持ちが昂る楽しい一日になりました。
華やかで個性的で意味を含んだファッション、チケットを送って行く機会をくれた友人、一緒に楽しく観てくれた友人に感謝です。
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価格:2462円 |
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価格:3240円 |